

スワッグとは花や葉などの植物を束ねて壁にかける飾りの事で、ドライフラワーなどがよく用いられておりますが、こちらは箒の原材料であるホウキモロコシをそのままの状態で荒神箒と同じ作り方と分量で束ねてスワッグに仕立てた物です。
スワッグとしての役目を終えた後は実を削いでハタキにしたり穂先を切り揃えて荒神箒としてもお使い頂けます。
近代では神奈川県の中津箒、古くは300年の歴史を持つ栃木の鹿沼箒など、現在も日本各地に箒の産地が点在しておりますが、松本箒の歴史も古く江戸時代までさかのぼり、慶応年間から約150年近く続く伝統工芸です。戦後間もない頃には松本市内だけでも120~130軒で箒が作られていたと言われていますが、現在では数件を残すのみとなっています。
米澤箒工房は日本でも珍しい、箒の材料となるホウキモロコシを栽培して箒に仕上げている農家であり職人でもあります。米澤さんのホウキモロコシはコシがあり、ふんわりとした弾力で掃き心地も柔らかく耐久性も高いため大事に使えば10年はもちます。長年使い込んだ箒は飴色に変化し何とも言えない風情があります。
使わない時は穂先が床につかないよう吊り下げて保管して下さい。汚れたり取れにくいゴミが付着した際は水洗いしても大丈夫ですが、乾いた雑巾などで水気をよく拭き取って、日陰で風通しの良い場所でしっかり乾燥させてからしまって下さい。フローリングや畳などお部屋全体のお掃除にお使い頂けますが、土間や屋外での使用は摩耗や劣化を早める原因となりますのでご注意下さい。
長さ 約450 × 幅 約130㎜
※天然の素材を使い全て昔ながらの手法の手仕事による品物につき、サイズや色合いなど、表情にひとつひとつ個体差がございます。また、同一商品を複数個ご希望のお客様にはなるべく個体差の少ない品物同志を組合わせてご用意させていただきますが、ご希望に添えない場合もございますので予めご了承くださいますよう、よろしくお願い致します。