SOLD OUT
1969年 神奈川県藤沢生まれの十郎さんは現在、静岡県の伊東市に4連の登り窯を自ら築いて作陶されています。薪の窯で焼成されるうつわに魅了され1992年より熊本県の小代焼ふもと窯の井上泰秋氏に師事し、その後1998年より鳥取県の岩井窯 山本教行氏の元で更に修業を重ねます。
翌1999年に岐阜県朝日村にて独立を果たし、2004年には現在の活動拠点となっている静岡県の伊東市に移り、登り窯を築きました。2008年にいったんイッテコイ窯に作り直すものの2016年には新たに4連の登り窯を築いて現在に至ります。
おおらかでのびのびとした作風は豪快で力強い面と、スマートで繊細な一面を併せ持ち、十郎さんのお人柄や風貌がうつわに表れているようにも感じられ、そのうつわは幅広い層の方々に長年愛用されて多くの食卓に溶け込んでいます。
そして十郎さんと言えばスリップウェア。と言われるほど多くのファンには知られていますが、焼締めや鉄釉・灰釉、象嵌など幅広く表現技法を取り入れた作品もたくさん世に送り出しています。また長いキャリアの中で培われた轆轤の技術には定評があり、最近は沖縄の古い焼物である湧田焼を模した作風。そしてそれとは対照的なシャープでスッキリした印象の白磁も始め、作り手としての探求心と引き出しの多さには驚かされます。
直径 110(持ち手を含む最大幅:140)× 高さ 100 ㎜
※全て昔ながらの手法の手仕事による品物につき、サイズや色合いなど、表情にひとつひとつ個体差がございます。また、同一商品を複数個ご希望のお客様にはなるべく個体差の少ない品物同志を組合わせてご用意させていただきますが、ご希望に添えない場合もございますので予めご了承くださいますよう、よろしくお願い致します。