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白岩焼の歴史は古く1771年に始まり、11代にわたり秋田藩を治めた佐竹家の庇護によって栄えました。しかし江戸末期から明治にかけての動乱の中、1901年に白岩焼130年の歴史は途絶えます。その70年後、白岩焼の復興を目指した渡邊家は、折しも民芸運動によって来訪していた濱田庄司の助力もあり、その翌年の1975年に復興を果たしました。
『白岩焼の特徴である海鼠釉は各地で似た物が使われているが白岩焼が一番良い。』と濱田に言わしめた、その青白い美しさと濃厚な質感が白岩焼和兵衛窯の最大の魅力です。
和兵衛窯を復興させた渡邊敏明さんとすなおさんの長女である葵さんは、2005年に岩手大学大学院教育学研究科(美術工芸)修了後、父・敏明に師事します。2009年より京都府立陶工高等技術専門校研究科修了後、そのまま同校の講師として活動し、2011年に秋田へ戻り和兵衛窯での制作活動を始め、白岩焼和兵衛窯復興から45年の2020年。和兵衛窯の継承を決意されました。
京都で学んだ金彩の技術や繊細さと力強さを併せ持った造形美に加え、地元秋田の素材にこだわり、地元の赤土とあきたこまち100%の籾殻から作られる釉薬による、自然との化学反応はは更に深みを増していきます。
直径65 × 高さ 30 ㎜
※全て昔ながらの手法の手仕事による品物につき、サイズや色合いなど、表情にひとつひとつ個体差がございます。また、同一商品を複数個ご希望のお客様にはなるべく個体差の少ない品物同志を組合わせてご用意させていただきますが、ご希望に添えない場合もございますので予めご了承くださいますよう、よろしくお願い致します。