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築100年以上の木造の作業場で今もなお日用品としての焼き物を作り続けている袖師窯。1877年に初代の尾野友市氏が松江市に窯を築いたのを始まりに、1893年に2代目の岩次郎氏が、小泉八雲が美しい夕陽を称えた宍道湖岸に現在の窯場を移し五室の登窯を築きます。
昭和に入り3代目の敏郎氏の頃には柳宗悦や河井寛次郎・濱田庄司・バーナードリーチらの指導を受け民藝の窯元として知られるようになりました。
開窯から140年。2012年に4代目の尾野晋也氏が他界して現在は5代目の友彦氏が引き継ぎ、出雲に伝承された技法を基礎としながら民藝の思想や他の産地の技法なども吸収しつつ、地元の土と原料を使いながら日用使いの焼物を作っています。
特定の技法やカタチ・釉薬で『袖師窯と言えばコレ』といった個性を打ち出すのではなく、時代と食卓を囲む人々の生活に合わせて柔軟に変化する多彩で懐の深いうつわです。
210×180×高さ 30㎜
こちらの品物は釉薬の性質で焼成後に表面がガラス質に変質し、時間が経つと表面に亀裂が入る物があります。これは貫入と言われるもので、うつわ自体にひびが入っている訳では無く、使用上は全く問題ございませんので安心してお使い下さい。
※全て昔ながらの手法の手仕事による品物につき、サイズや色合いなど、表情にひとつひとつ個体差がございます。また、同一商品を複数個ご希望のお客様にはなるべく個体差の少ない品物同志を組合わせてご用意させていただきますが、ご希望に添えない場合もございますので予めご了承くださいますよう、よろしくお願い致します。